中学受験の経験が大学受験にどう活きたか
「中学受験の経験が大学受験にどう活きたか」と言っても息子の話ではありません。
親の話です。
一言でいうと、息子の中学受験の面倒を全力で見てあげたことで、大学受験については、いい意味での「静観」ができました。
中学受験の時は、ボクがかなり自宅で面倒を見ました。
塾は1年間も通っていません。
また、6年生の後半、塾にいく回数が増える時期には敢えて日数を押さえました。
例えば、週4日行くべきところを3日にするといった感じです。
もちろんパスする曜日は決まっていました。
これは、大学受験の際に予備校を利用する場合には、しょっちゅうあることですね。
ただ、中学受験では珍しかったでしょうか。
なかなか勇気がいる選択でしたし、その分自宅でフォローしてやる必要がありました。
でも息子には後々も感謝されました。
友達と遊ぶ時間が最後まで確保できましたからね。
中学受験を経験して、最善の結果が得られた訳ではありませんが、ボクは息子の信頼だけは得たようです。
中学、高校になって、滅多にしなかったものの、ボクがたまにするアドバイスに彼はいつも聞く耳を持っていました。
それから、息子が中学受験を経験し、親がサポートしたことによって、「勉強する息子」という存在が大変分かりやすいものになったということです。
息子が調子を落としているときや、壁にぶち当たっているとき、割りと分かりやすかったです。
成績が伸びなくても、親がイライラすることはありませんでした。
中学受験の時は、随分イライラしたものです。
こいつ頭悪いなあ、と思ったことが何度あったことか。
塾のクラスが上がらないことにどんなに焦れたことか。
親が子供のことを、じっとしていても理解できるというのは迷信ですね。
母親の場合は知りませんが、父親はトレーニングによって初めて息子のことが理解できるんだと思います。
息子が小さいとき、しょっちゅう一緒に遊んでいましたし、お出かけも一杯しました。
二人だけでまんが喫茶に半日いたり、ボーリングをしたり、プールに入ったり、映画にも行きました。
富士山に登ったり、ウォーキング大会に参加して12キロひたすら一緒に歩いたりしたこともありました。
そんな経験を一杯して息子の好みや価値観がやっと理解できました。
いや、半分位かな。
勉強も同じですね。
中学受験の面倒を見てあげてやっと息子の思考パターンや得意なこと苦手なことが理解できました。
理解できると、割りと冷静でいられます。
但し、中学受験時代に子供の面倒を見てあげたのではなく、成績に一喜一憂を繰り返しただけというのでは、その後余り役立たないと思います。
大学受験でも同じことを繰り返してしまう可能性がありますね。
このブログを中学受験を控えている子供の親御さんが読んでおられるとは思いませんが、是非いい経験をして欲しいものです。
親子の絆が一層強くなるような経験ができれば、それはその親子にとって本当に幸せなことです。
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