未読である息子の受験体験記
最近、息子が自らの受験を振り返って書いた受験体験記が、ある媒体で出ているらしい。いや、もうすぐ出るのかな。
家内は読みたがっていますが、ボクはそうでもありません。
というのは、体験記を書く際に息子から相談されたため、大体どんなことを書いたのか想像がつくのです。
本来であればボクも目を通した上で、皆さんの参考になる内容があるのなら、差し障りのない範囲でこのブロクで紹介した方がいいのかも知れませんが、明日のブログ終了までには間に合いそうにありません。
悪しからず。
ボク自身はこのブロクで息子の子育てからの卒業を図りましたが、息子は息子で大学受験を人生における一里塚として整理し、前に向かって歩もうとしているようです。
大学受験が単なる通過点である以上当然のことだと思います。
いつまでも郷愁に浸っているべきではないでしょう。
ただ、たまに思い出すといいと思います。
あれだけ受験で頑張れたのだから、自分自身に自信を持って前に向かって歩んで行けばいいんだと。
ところで、ボクは息子にあるアドバイスをしました。
自信満々の「合格体験記」は世上いくらでもあるので、君は「受験体験記」を書くといいよ、と。
合格しても、うまくいったこと、いかなかったこと。嬉しかったこと悲しかったこと。楽しかったこと苦しかったこと。
きっと色んなことがあったはず。
格好つけて合格者然とした体験記はやめておいた方がいい。
少なくとも君には似合わない。
読み手にポイントが分かりやすいように、きっちりとした整理は必要だけど、いいことも悪いことも書いた方がいいよ、と。
多分息子は、ボクが言わんとすることを理解してくれたと思います。
幸いにして、息子が中学に入ってから、ボクが息子に勉強しなさい、と言ったことは一度もありません。
小学生のときも、「さあ、じゃそろそろやろうか。」と家庭塾の開始を宣言したことはありますが、一度も「(勝手に)勉強しておくように。」と言ったことはありません。
息子が自ら積極的に勉強したわけではなく、正直に申し上げると、恐ろしいほどボクが下拵えをしました。
親が子供に勉強しなさいということほど簡単なことはありません。
しかし、そう言ってするぐらいなら、言わなくてもしますし、言ってする勉強はたいしたことはありません。いやいややっているわけですから。
今振り返ってみると、ボクの両親もそうでした。
一度も勉強しろと言ったことはありませんが、ボクが勉強する環境を精一杯作ってくれました。
ちなみに親父は中卒です。
親父もボクに寄り添ってくれていたんでしょうね。
心の底から感謝しています。
さて、ボクが息子の人生の伴走者である時期は過ぎました。
振り返ってみると本当に楽しかったなあ。
かなりの早産でちっちゃく生まれた息子ですが、今ではボクと身長が変わりません。
ひょっとするとボクより大きくなっているかも。
小さい頃から父さんと一緒にあちこち出かけて、色んなことをしたよね。
キラキラした思い出が一杯できた。
息子よありがとう。
そばにいてくれるだけで父さんは楽しかった。
さあ、これからの君の人生は君だけのものなんだから、一人でしっかりと歩んでくれ。
ずーっと見えないほど後ろの方から父さんは君のことを見守っている。
さて、明日は最終回です。
本日も読んでいただいてありがとうございました。
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