冒頭に息子の近況を少しだけ。
高校卒業直前のこと。
「6年間本当に楽しかった。もうあの楽しさは大学では味わえないと思うよ。」
と言っていた息子でした。
本日の慶應医学部との部活の練習試合のために自宅に戻って来た息子に、
「大学どう?高校みたいには楽しくない?」
と聞いてみました。
「いや、楽しいよ。高校とはまた質が違うかな。」
と、ある意味ボクの予想通りの答えが返って来ました。
入学してからまだ2か月もたちません。
じっくりとした性格の息子のことですから、そのうちに、
「大学楽しくて仕方がないよ。」
と、言うようになるに違いありません。
それから、面白いことを言っていました。
新入生の中に再受験で入学した人がそこそこいるはずですが、そのうちの何人かと知り合いになったとのこと。
人懐こい息子のことですから、なるほどなあという感じです。
そして、面白いのは、近々、そのうちの3人と息子だけで食事に行くようです。
同学年とは言うものの人生の先輩です。
東大や早稲田を経て医学部に合格されたようですが、色んなことを経験してきた人たちに可愛がってもらうことは大変いいことですから、ボクとしては大変嬉しく思っています。
さて、本題です。
事前に予告させていただいていた通り、本日の記事が最後のアップとなります。
3か月余り、Muragonさんと、ブログ村さんにはお世話になりました。
そして、このブログを覗いてくれていたすべての皆さんに感謝します。
何よりも、いつもポチ(ランキングクリック)やいいねを押していただいていた方々、本当にありがとうございました。随分励まされました。
このブログを立ち上げたのは、意外と知られていない私大医学部受験に関する情報を提供するというのが対外的な目的でした。
ボク自身の目的としては、このブログを「子育て卒業論文」と位置付けていました。
従って、受験情報から逸脱したボクと息子の日々のやり取りについても触れさせていただきました。
このブログを書き終えたことによって、息子との親子関係が「育てる」というフェーズから次のフェーズに進めそうだなとの実感が湧いて来ました。
本日で最後のアップとしたのは、皆さんにお知らせしたいことはだいたい書けたかなと思ったからです。
また、子離れも何とかできそうです(笑)。
最近、ボク自身本を読む時間が少し減ったんじゃないか、というのも気になっていました。
ブログを書く時間や他のブログを参考にさせてもらう時間をもう少し本を読む時間に充てたいなと考えました。
それから、最近、新しい趣味を発見しまして、そちらの方にエネルギーを注いでみようかなとも思っています。
少しだけお話しますと、一つは「東海道を歩く」というものです。
すでに日本橋を出発しています。休みの日に1宿場を目途にひたすら歩くというものです。
息子から手が離れたらぜひやってみたいと何年も前から熱望していたのです。
歴史好きのボクには堪らない趣向です。
昨日は、仕事を早めに終えて、川崎宿から神奈川宿まで歩きました。
さて、いつになったら京都に着くでしょうか(笑)。
息子との密な時間はボクの人生にとってかけがえのないものとなりました。
特に、息子の大学受験を見守ることによって、家族の絆がより強くなった気がします。
第一志望校の合格発表の日、合格の報に接したとき思わず家族で抱き合い、喜びを分かち合いました。
そして、ボクと家内は感情を抑えきれず、その場で泣き崩れてしまいました。
それを見た息子は、一体どうしていいのかとちょっと困った顔をしていました。
ボクたち家族にとって、一生忘れられない思い出となりました。
今思い出しても胸が熱くなります。
ボクも家内も普段努めて淡々と息子の受験を見守って来ましたので、おそらく息子としては、両親がこんなにも感情を露にして喜ぶとは考えたこともなかったのでしょう。
息子のために1年間抑えていたものが一気に溢れ、涙が止まりませんでした。
受験生のみなさん。
みなさんが、来春、震えるような感動を覚えられることを願っています。
そして、親御さんたちにも同じ感動が生まれますようにと心の底から祈っています。
合格という結果がすべての人にもたらされるものではないと知りながらも、この拙いブログを覗いてくれた受験生と親御さんには、何としても合格の感動が訪れることを、切に願わずにはいられません。
では、さようなら。
ありがとうございました。
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