鍵を握る模擬試験のスケジューリング
模擬試験を受けるスケジュール作りは、かなり重要な作業だと思います。
模擬試験では、
現在の自分の力を測ったり、
苦手分野を発見したり、
やって来た勉強方法が間違ってないかの確認をしたり、
と様々な目的がありますが、できれば、模擬試験を受けること自体を弾みにして調子に乗っていければなおよいと考えました。
高校から詳細な校内外の模試スケジュールが渡されました。
これをもとに息子に合ったスケジュールを組み立てます。
手順としては、是非受けたいものに◎をつけ、後は順に○、△をつけた上で、模試の間隔を考えます。
まず、高校で受験必須のものは当然受けます。
高校が受験会場だけれど、必須でないものは、ゼロベースで検討しました。
受験が近くなると、模試の受験会場選択にも工夫が必要です。
できれば、疑似体験をしたい。
いくつかの大学で受けました。
また、疲れがたまらないように、学校行事とのにらめっこも必要です。
2週続けての模試は避けることにしました。
出来れば、3週間以上あけたいところですが、11、12月はそうも言っていられません。
センター模試を受ける時期も問題です。
早すぎても遅すぎても行けない。
複数回受ける模試の間隔も重要。
センターは偏りなく色んな予備校のものを受けましたが、二次対策については、成績の伸びが確認しやすいように、駿台全国模試を中軸にして、周囲を別の模試で固めました。
もちろん医進模試や私立医歯薬模試も受けたいところです。
小論文模試も、2~3回受けたい。
どの型で受けるかも重要です。
大学によって出題のタイプが異なりますので、当然優先順位を決めます。
小論文については、成績はあまり気にせず、慣れればいいと思います。
そして重要なことは、その時々の状況によっては、申込済の模試を1度や2度パスしてもいいと考えておいた方がいいということです。
模試を受けることが目的ではありません。
気持ちが逃げているときは、頑張って受けさせたいものです。
体力が落ちているときはパスを考えます。
ただ、弱気になりがちな子供に「パス」の判断をさせるかどうかは難しいところです。
逃げに繋がらないようにしたいものです。
逃げのパスは余計調子を落とします。
前向きなパスであれば勇気を持って飛ばしましょう。
数千円は勿体なくありません。
息子は、11月3日に受ける予定で申込済だった河合塾の全統医進模試をパスしました。
確か疲れが溜まって来ていたのと、予想していた以上に過密なスケジュールになってしまったためです。
防衛医大の受験直後でもありました。
医進模試は、医学部志望者としては是非受けておきたい模試だったのですが。
しかし、振り返ってみると、この選択が功を奏しました。
模試を休んで、思いきって一日休みに充てました。
その直後に受けた模試では、昭和大学がA判定であったのを始め、今までにない出来でした。
慶應でさえB判定でした。
一度模試をパスしたことが、逆にその後の勢いに繋がりました。
スケジュールも最後の方になると、センターや私立の受験に接近するため、よく考えてシミュレーションした方がいいですね。
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