模試の成績
「現役は右肩上がりで伸びる」
「夏休みの勉強の成果は10月にならないと出ない」
これは受験勉強をしていた時の息子の口癖です。
しかし、9月ぐらいまでの模試の成績はひどかったですね。
どんな大学を書こうと、最低かその一つ上の判定でした。
本来であればその時点で志望校を変えるか、あるいは医学部進学を断念すべきだったんでしょうね。
まあ、1年ぐらい浪人してもいいか、という気がボクにはありました。本人にはあまり言わないようにしていましたが。
部活については、最後まで(高3・6月)やり通してもいいよと言っていましたので、じっと見守っていました。
私はそもそも、「子供に勉強しろ」というのが嫌いで、家内が本当にたまに「そんなことで大丈夫なの?」という程度でした。
さて、10月。
気のせいか成績が上がってきました。
11月、12月。
ぐぐっ!
なんだかいい感じ。
A判定、B判定、C判定といったまともな判定が出るようになりました。
最後の駿台全国模試ではちょっと調子を落としましたが、成績が返ってきたのがセンター直後だったので、その後のいい意味での緊張感につながってよかったのではないかと思います。
マイナーな模試で成績優秀者に名前が出たこともあります。まあ、これは後にも先にも1度きりのことですが。
冒頭に書いた息子の言葉はあながち間違いではなかったようです。
ただ、息子にどれほどの根拠があってそう言っていたのかはよくわかりません。
親としても、年末あたりには、「ひょっとして1校ぐらい通るかも」という期待感が生まれてきました。
そんな上げ潮の時に迎えたセンター試験。
玉砕とまでは言いませんが、「半玉砕」でした。
大学受験、わかっていたことですがそんなにやさしくはありません。
センター直後は息子もかなり胃がやられたようです。
親としてもちょっと終わった感がありましたね。
こういう時、親としては苦しいですね。自分が受けた時の方が楽でした。
しかし、ここは辛抱です。
親にできることもないので、仕方なく、嫌と言うほど仕事をしていました(苦笑)。