学費とにらめっこした具体的な志望校選定~後編
昨日の続きです。
これだけ高額の学費となると、学費額を考えて志望校を選定する以外にありませんでした。
私大医学部は、学費の安さと偏差値の高さがほぼ比例していますので、結果として、偏差値が高い大学を選んだことになりました。
偏差値が低くても学費が安い大学があれば選定した可能性が高いのですが、そういう大学はありませんでした。
大学一般であれば、難易度を考え、余り低いと将来的な影響があるかもと、志望校選定において考慮したと思います。
しかし、医学部の場合はどこでも難しいので、比較的学費が安ければ偏差値は考慮しなくてもいいと考えました。
子供のために親ができることはできるだけやってあげたいとは思います。
ただ、息子の大学進学の有り様でボク自身の今後の人生設計が大きく変わったり、制約が生じたりするというところまでは許容できませんでした。
おそらく、3000万円以上を要する大学に息子が進学した場合は、ボクは自分の人生設計を一部変更したり、仕事の有り様を変えたり、やりたくもない仕事をやらざるを得ない環境に自分自身を置かなければならなかったと思います。
ただ、現役時に全滅し、浪人していたらそれも考えた可能性があります。
聖マリを念頭に入れていたのはその表れです。
そうなったときは、随分悩んだと思います。
悩んだ末に息子のためだけに生きる年数を設定したかもしれません。
そもそも、息子が中学生のときから医学部を目指していたのであれば、資金的にそれなりの準備ができたと思いますが、高校に入ってからでしたのでちょっと無理でした。
息子もこの辺りのことは十分理解してくれていたようでした。
国立前期合格後、
「学費が安くすんで、お父さんに親孝行ができてよかったよ。」
と言っていましたが、ボクにとって息子は、いてくれているだけで親孝行だと思っていますので、上の話にはちょっと苦笑いをしてしまいました。
でも、昭和が正規合格で特待だったときは、「助かった!」と思ったのは偽らざる気持ちです。
やっぱりそこで節約できるはずだった300万円は大金ですものね。
何だかんだと親は悩むものです。
人間ですからね。
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