予備校での友達
土曜日に帰ってくると聞いていた息子が、金曜日部活が終わってから帰ってくるとのことだったので、寝ずに待っていたら、日付が変わってから帰ってきました。
お蔭で翌日のゴルフは寝不足で少々きつかったです。
息子は、今日日曜日は東大の五月祭に行くらしいです。
高校時代の親友が何人か東大に入ったのですが、遊びにおいでよと誘われたようです。
その中にはボクもよく知っている友達が一人います。
息子が中学に入って最初に自宅に連れてきた友達です。
その時ボクも一緒にボーリングに行きました。
彼は部活一筋のなかなかナイスガイで、ボクが授業参観や文化祭に出向いた際に息子より先に見つけてくれて、いつも息子に知らせてくれるのです。
痺れるぐらいいいやつでした。
かわいい中学1年生だったのが、今はおっさん臭くなっています。
でも、彼の爽やかさは全く変わっていません。
親御さんはさぞいい育て方をされたんでしょうね。
東大の学祭は、確か高1の時にボクと見学に行ったはずですが(その時は医学部志望とは決まっていなかった)、今回は親友たちに誘われて、ということですから、息子としては随分心持ちが違うようです。
楽しんで来てくれたらと思います。
さて、本題です。
本日は柔らかいお話です。
息子は、受験時代、予備校で親しい友達が何人かできました。
進んだ進路は理系という点以外共通点がないようですが、今でも連絡を取りあっているようです。
息子は家内と似てちょっと人見知りです。
最初の頃、ボクとしては予備校の勉強内容より気になったため、
「話す友達できた?」
と聞いても、
「別に話すこともないし。」
と言われて、ちょっと寂しい気がしました。
それが、最後の方では、意気投合し、
「楽しいよ! みんなで頑張ってるからね」
とニコニコしながら言っていました。
みんなが合格できる受験ではありませんが、最後の卒業パーティーには浪人した仲間も来ていたようです。
どちらになっても集まろうと言っていたようです。
そういうと、うちの息子も、
「どこも行くところがなければ、卒業パーティーに行って、駿台に行きます、って言うよ。」
と言っていました。
不合格でも参加するのは辛いと思いますが、それを超える繋がりができたようです。
思い出されます。
ボクが浪人していたとき、たった1年だけ、しかも浪人のときだけ同じクラスだった友達と今でも付き合いをしています。
ボクたちが主催している研究会で今でも月に1回会いますし、お互いの家族で食事をしたこともあります。
親子で一緒に富士山にも登りましたね。
それどころか、お互いの結婚式にも出席しています。
実はボクは、友人であろうと、部下であろうと、呼び捨てにしないのですが、世の中で唯一呼び捨てにするのが、この友人です。
確かに予備校は友人作りに行く場ではありません。
彼女や彼を作るなどもってのほかです。
でも、何だか共感できるんですよね。
予備校で知り合い、大学に入っても親しくしていた女性が今関西の某大学で教授をしています。
縁遠くなりましたが、今でも懐かしいです。
予備校で人間関係を構築するのは難しいと思います。
無理に友達だちになるより、受験が終わった頃に、本当の友達が見つかるのかも知れませんよ。
浪人生の皆さん。大変だと思います。
でも是非頑張って欲しいです。
苦労しただけ、目標を達成した喜びは大きいものです。
そして振り返ると、笑顔溢れる同志がそばにいます。
ちょっとぐらい不器用でも、
コツコツと頑張って、
人との付き合いを大切にする人は、
大学に入っても、社会人になっても、あっという間に友達が増えます。
目立つことや、抜きん出ることは、考えなくてもいいですよ。
受験生、がんばれ!
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