合格するための「勉強ができる」の意味
「勉強ができる」の意味は、普通は学業成績がいいことを指しますよね。
ただ、この季節の受験生においては必ずしも必要なことではありません。
もっと必要なことは、「質の高い勉強を毎日コンスタントに長時間できる」精神力と体力だと思います。
現役生を例に取ります。
現役生は、浪人生と異なり、受験勉強の蓄積が少なく、また、学校によっては、受験範囲の履修が終わっていません。
特に2年生まで部活に精を出していた人は、現時点で成績がいいはずがありません。
しかし、この4月になってから、受験勉強を本格的に始め、目的意識を高く持ち、各科目の達成目的(問題集等をこなすという単なる勉強量を意味しません)を長・中・短期的に設定し、集中して、毎日のように、長時間勉強ができる人がいたら、よほどのことがない限り合格できると思います。
簡単に言えば、確立した自分のスタイルで長時間「勉強ができる」ことが不可欠だと思うのです。
現時点で成績がいいことはさほど必要ではなく、「勉強ができる」状態であれば、あまり心配は要りません。
ところで、「現役は、最後まで伸びる」とは、昔からよく言われていることですが、これは「勉強ができる」人にしか当てはまりません。
だらだらと、やったりやらなかったり、という状態では、合格までは至らないでしょうね。
浪人の場合を考えて見ましょう。
受験勉強を1年以上やっていることから、それなりの成績は取れていると思います。
取れていなければ、過去1年の勉強の仕方が悪いか、勉強量が足りていないか、両方が原因となっているかだと思いますから、至急チェックが必要です。
それに比べて成績が結構いい人も別の意味で気をつける必要がありそうです。
例えば、現在志望校判定がBだと、本番まで何とかこの調子で頑張れば、合格できそうな気がします。
しかし、判定はあくまでも相対評価ですから、普通にやってるだけでは合格しません。
当然のことながら、同じ大学を目指す受験生の平均よりかなりやらないといけないわけですよね。
こういうことを考える と、○○テキストを○ページできたとか、○時間勉強ができた、といったことにとらわれ過ぎて、自分が勉強する際の悪い癖を見逃したり、学力向上のための目標設定が甘いと、なかなか成績が伸びないジレンマに襲われることがありますね。
5月、6月には模試があるでしょうが、是非そのチェックをして下さいね。
問題がなければ、このままの勢いで進めていいのではないでしょうか。
この時期の模試こそ一喜一憂しては行けないと思います。
入試科目で好成績を取ることは、将来さほど役に立たないと思いますが、ボクが言うところの「勉強ができる」状態を確立した人は、どんな分野に進んでも、常に「できる」人であり続けられるんじゃないかと思います。
受験の指導者でもないのに偉そうなことを書いてしまいました。
ただ、最後に書いたことだけは、実感としてあります。
今やっていることは一生役立つことに間違いないです。
受験生がんばれ!
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