受験前に考えておくべき将来の希望
息子が将来目指す分野はまだ決まっていません。
心療内科に進みたいというのが医師を目指した最初の動機でしたが、今は様々な分野を見てみたいという希望があるようです。
元々は臨床心理士になりたいというところからスタートしています。
現段階で分野は決まっていませんが、医師の少ない地域に行きたいと考えているようです。
それが一時の思いつきではなく、6年間通じて思い続けられる強い希望であるならば、自分の思い通りにすればいいと思います。
息子のことだから、Dr.コトー先生のようになりたいと考えているのかもしれませんが、それも一つの生き方です。
医師になることより、いい医師であり続けることの方がずっと難しいだろうと思います。
いい医師とは何なのかを一生自分に問いかけながら成長していって欲しいものです。
国公私立にかかわらず、医師を養成するために多額の税金が使われます。
その意味を十分理解し、国や地域に貢献して欲しいと思います。
志望理由を書くとき、親子で様々なことを話し合いました。
その時ボクに語った自分の夢や医療への思いを、是非叶えて欲しいと思います。
一般的によく言われる、多少勉強ができるから医師になりたい、稼げそうだからなりたい、社会的ステータスがあるからなりたいといった動機が仮に息子にあったとしてもこれを否定するものではありませんが、一生涯携わる仕事として、そして、人の命に関わる仕事として、その意味を十分認識した上で医学部を志望して欲しいと思っていました。
今もその思いに変わりはありません。
そういうと、こういった話を家で何度かやり取りした後、息子のエンジンギアがぐっと上がった気がします。
息子が入学した大学でも言われました。
医師になる目的がしっかりしていないと、入学してからモチベーションを保てず、簡単に留年してしまう、と。
また、医師になる覚悟がないと解剖にも立ち会えないとのこと。
留年するのは、別に学力不足だからではないようですね。
目標意識が脆弱だからなんでしょうね。もったいないことです。
入試を突破するためにも、大学で無事進級するためにも、そして、いい医師になるためにも、なぜ医師になりたいかについて、受験準備の間にしっかりと考えておいた方がいいようですね。
受験準備は学力テストに向けた準備をするだけでなく、大学で勉強するための準備でもあるわけですから。
出願の準備は、その意味でも早い方がいいですね。
志望校やその候補について早めに調べるだけでも意味があると思います。
ここでは、偏差値や学費といった観点からの調べでないことはもちろんです。
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